オレンジライト〜明るい日々へ〜
「涼也、おかゆ食べる?」
「うん!」
涼也はすごく楽しみにしながら言う。
「すぐ作るからちょっと待っててね。」
私も笑顔で言う。
「ああ。」
涼也は笑顔でうなずいた。
涼也におかゆを作るのは一体何年ぶりだろう。
私の作る梅の入ったおかゆは、お母さん直伝のおかゆ。
寝室へ行くと、涼也はおいしそうに食べていた。
「舞梨奈の作ったおかゆは、やっぱり旨い。なんだか体力がつく感じで、俺にとって弱ってる時の最高の薬だ。」
涼也は笑顔で言った。
「ありがとう。涼也が弱ってる時は、また作るからね。」
私も笑顔で返す。
「うん!」
2人でそんな会話をしていた。
それから、涼也はすっかり元気になった。
元気になってほんとに良かったね涼也。