綺麗な薔薇には闇がある
悪夢と真実
゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚
『───……き…………美綺……』
遠くで誰かに……呼ばれている……?
閉じていた瞼をゆっくりと開けば
『……っ! 陽優っ!!』
少し離れた先に
名前の通り、太陽のように温かく、優しく笑う彼がいた
彼に会えた喜びとともに感じるものは
……あぁ。 これは夢なんだ
現実でないことへの悲しみ
『こっちへおいでよ、美綺』
彼が呼びかけてくる
たとえ夢だと分かっていても
少しでも彼に近付きたくて
彼の元へと駆け出した
この夢の続きを、私は知っている
彼がいなくなってから暫く、この夢ばかり見ていたから
どんなに走っても
きっと、今までと同じように
彼の元へは辿り着けないんだ……
『───……き…………美綺……』
遠くで誰かに……呼ばれている……?
閉じていた瞼をゆっくりと開けば
『……っ! 陽優っ!!』
少し離れた先に
名前の通り、太陽のように温かく、優しく笑う彼がいた
彼に会えた喜びとともに感じるものは
……あぁ。 これは夢なんだ
現実でないことへの悲しみ
『こっちへおいでよ、美綺』
彼が呼びかけてくる
たとえ夢だと分かっていても
少しでも彼に近付きたくて
彼の元へと駆け出した
この夢の続きを、私は知っている
彼がいなくなってから暫く、この夢ばかり見ていたから
どんなに走っても
きっと、今までと同じように
彼の元へは辿り着けないんだ……