あなたの世界へ恋をする。



「今日からここがあんたの家ね。



ここの家主の名前は藤崎蓮司さん。



失礼のないようにね。」






そう早口で行ったかと思うとさっさと姿を消した。





私の両親は早くに死んじゃったから親戚を転々としてきた。




だから、家が変わることにはなんの抵抗もないんだけど…




「でかぁ…」


それにしてもこの家でかすぎでしょ。






しかも門の横には藤崎組の文字。





もぅ、明らかにヤクザでしょ。極道でしょ。





こんなのが私の親戚いたとは…







そう思いながらもなんの躊躇もせず門をくぐった。












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