空色
「ちなみに男子は黒地に水色で苗字が
入ってるんだー‼︎ かっこいーよ!」



目がキラキラしている。


「な、なんか、嬉しそう!」



「あ、分かったー? あたしねっ好きな人がいるの!」


「へぇ〜!」

すごいなぁ…


私、好きな人なんて出来たことない……。




「ちなみに誰??」







「……どうせ報われない恋だし、聞いても意味ないよ」




一瞬。

椎花の心の闇が見えた。


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