空色

出会いと始まり

〈ハルside〉



「あー、あー。おはようございます。」

「上出来じゃない?」


私、新垣ハル(アラガキ ハル)は東京に引っ越してきた高校1年生。

「やっぱり!?」

「うん、私のおかげね!」

「お姉ちゃん! ありがとう!!」


彼女、新垣明(アラガキ アカリ)は私のお姉ちゃん!

2個年上なの!



お姉ちゃんは私が6歳の時に親が離婚して離れてしまった大切な人。


この間、お父さんが交通事故で亡くなっちゃってこっちに来たんだ……




もう、吹っ切れてるつもりだったけどやっぱり悲しい。




「ハルにお姉ちゃんって言われるのは照れる〜!!!!」


こっちに来てからの2週間と向こうにいる間で、お姉ちゃんに東京の言葉を教わったんだー!


今日は、学校デビュー!!
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