俺は消えたりしない
そして、無言で椅子に座り朝食をとる。
毎朝と変わらないのは、私の朝食だけが少ないという事。
私が、朝食を作っても良いとは思うのだけれども、父が心配して台所には、
立たせてさえもくれない。
音のない世界の住民だから。
そして、朝食係は美琴。
妹にも、家族にも何もしてあげられない私。
美琴には、嫌がらせされてもしょうがないと思っている。
むしろ、された方が安心する。
私、役に立てなくてごめんね。