神様、どうか。
そういえば、お釣りよりも忘れてはいけない存在があった。
なんで、こんなところに社長がいるの?!
ていうか、本当に私のこと解雇しに来たわけじゃないよね?
私を見下ろす冷たい目を見つめると、心臓はバクバクと鳴り響く。
ホットの缶コーヒーがアイスになりそうなくらい血の気が引いていくのを感じていると、ついに社長が口を開いた。
「ちょっと社長室まで来てくれないか。
話があるんだ。」
その社長の一言で、全身が凍っていくのを感じた。
あ、やばい。
神様、私を助けてください。