神様、どうか。
神様、私にどうしろと言うんですか?
今私は、重厚感溢れる立派な漆黒のデスクの上で、手を組んで顔を乗せ神妙な顔をしている社長の前に立たせれている。
きっとその社長が座ってらっしゃる革張りの椅子もお高いんだろうな。
いかにも社長の椅子って感じだ。
さすが大型家具店の本社社長室はすごい。全て自社製品だ。それも高級品。
間宮 幸子、今まで色々な修羅場をくぐってきましたが、これはなかなかのピンチです。
ていうか、言われるがまま着いてきてしまったけどなんで私が社長室に居るの?
いつまで社長の前に立ってればいいの?
私、もしかしてクビですか?
「間宮 幸子、君にはきっちりと責任を取ってもらおう。」
「はい?」