神様、どうか。



「では、乾杯ー!」


うちの課で一番の若手、入社一年目松林君の音頭で始まった宴会は、やっぱり平均年齢が低すぎて肩身が狭い。


結局、赤木さんから半ば強引にここまで連れて来られてしまった。


私と赤木さんを除いてメンバーは5人。

みんな入社2、3年目の若手だ。


会社から少し離れた居酒屋の座敷で始まった宴会は、皆若いだけあってテンションが高い。


酔えば着いて行けるかな、と思いビールをゴクゴク飲み干すけどなかなか着いて行けない。


そうすると、隣の新人松林君がピッチャーでガンガンおかわりを注いでくる。


松林君がかなり気を使ってくれてるのが分かるから、なかなか断れずにいると何だか早々にお酒がまわってきた。


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