神様、どうか。


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「ーいやあ、間宮さんって本当にお綺麗な方ですね。」

「っえ?」


メインの肉料理が出てきたとき、今まで社長と話していた相川さんにいきなり話を振られ、思わず間抜けな声を出してしまった。

しまった、また意識が飛んでた。


「いえ、そんな…。」


やっとのことで言葉を絞り出したとき、前方からすごい視線を感じた。


ちょっとちょっと、ご令嬢がもの凄い顔で睨んでますよ!
相川さんが私を褒めたりするから。


って、絶対お世辞に決まってるのにな。


絢香さんは、本当に相川さんのことが好きらしい。


実はこれも何かの作戦なんじゃないか、と疑ってたけど二人が付き合ってるのは事実だろうな。

ちょっと安心。

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