-月光ノ歌-



そして湖之間の隣りに、入った少女。


「ところで、あの電話…」



黒電話から流れた声。保谷の、声…


「この、館…」


ガタガタと震える体。保谷がブルブル震えていた…──



「アタシが、二人いるの……アタシのコピーが…いるの……」


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