裏切らないでね?

パーティー

校庭に出ると
すぐにお母さん達を見つけた。

「お母さん、お待たせ!」

そう言うと、たっくんママが
ニヤニヤしながら私の方を見ている。

「え?なに?笑」

そう聞くとたっくんママは

「まぁ、相変わらずべっぴんさんね…」

目を細めてこっちを見ていた。
そしてつづけて

「早くうちの拓磨と結婚してね♡」

と言った。
私は顔が赤くなり何も言えなくなると

「母さん!その冗談やめてくれ!笑」

たっくんが突っ込んでその話は終わり。
毎回合う度に私はたっくんママに
たっくんは私のお母さんに

"結婚してね♡"

という。
まったく、困ったものだ笑

そうして私たちは
仲良く家に帰った。
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