あなたのために花を吐く

「佑香、着いたよ」




 考え事をしていたら着いたようだ。




「失礼します」

「あら、神崎さんと一宮さん。どうしたの?」

「実はですね…」


 分かりやすいように説明する。


 先生は少し驚きながらも真剣に話を聞いてくれた。




「なるほどね。事情は分かったわ。キツくなったらいつでも来ていいわよ」

「ありがとうございます」




 分かってくれる人で良かった。


 これで学校生活は安心かな?




「良かったね。佑香」

「ありがとう。美咲」
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