あなたのために花を吐く

「なぁ、佑香」

「な、なに?」

「お前がなんで俺を避けてるかなんて分からない。でも支えさせてくれ、お前の事」




 好きなんだよ!


 そう言いたかったけどやめた。


 今言ったとこで何も変わらない。





「私、たくさん迷惑かけるかもしれないんだよ?」

「うん」

「それでもいいの?」

「当たり前だろ」

「ありがとう」




 お前には笑顔でいてほしいんだ。


 俺をずっと支えてくれたその笑顔で。
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