Suiteカルテット

気になる気持ち 陸斗

美羽とは、席が遠かった。

俺は、すぐ近くにいた男子と話始めた。

男子はこれだからいい。

適当にすぐ輪に入れる。

「お前が一緒に来てた子、可愛いな!!」

俺の前の男子がいう。

そいつは、アツシというそうだ。

アツシは、美羽の方を見て、

「でも、お前の女なら手はださねぇよ。」

にやけた顔で言ってきた。

俺は一瞬止まり、慌てて言った。

「そんなんじゃねぇーって。」

初めてこの高校で知り合ったのが美羽であって、それが美羽を好きとかそういうのと繋がるとは思わない。

本当、恋とか愛とか
よくわかんねぇ。
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