Suiteカルテット

驚きの夜 美羽

地図を見て舞ちゃんの家まで来た。

でもアレ??

なんか、すごい豪邸なんですけど…。

戸惑いながら、地図を見直していた。

表札を見ると、「大禅寺」
と大きく書かれていた。

本当なんだ〜。
緊張しながら、ベルを鳴らそうと思った。

「舞…!?」

声をかけられて、後ろを向いた。

大きな荷物を持った髪が逆立った黒髪の人だった。

「ごめん!!舞かと思った。」

「あっ、大丈夫です。
ここ、やっぱり舞ちゃんの家だったんだ。すごい家。」

「せれはそうだよ。ホテル会社を持つ、大企業の娘だもん。舞は。」

「そうなんだ〜。えっと、あなたは?」

「俺は、舞の許婚…。一応ね!百合丘隆也。スイスに日本の会社を持つ、息子です。」

うぎゃぁぁ。

なんか凄いかも。
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