Suiteカルテット
各駅できたから、結構長い時間乗ったんだと思う。
でも、陸とのたわいもない話は楽しくて、時間なんか忘れてた。

そして、無事高校に着いた。

校庭には、案の定、誰もいなくて入りにくい雰囲気を造っていた。

入学式があるからだろうか、門は開いていた。

「なんか、入りにくいね。」

「むしろ気にしない!」

陸は頼もしそうに言った。

私は陸の後ろを小走りで着いて行った。

靴箱の近くに、片付けられる前のクラス表が貼ってあるボードがあった。

まさか、こんな時間にみるとは。。

私は、1−2組だった。

陸…は……。

「1−2だ。」

陸が言った。

「わぁぁ。同じクラスだね!!」

「マヂ!遅刻者、同じクラスになれたか。」

「だね〜♪」

なんとなく、知り合い(!?)と言うか、話た事のある人が同じクラスだと心強い。

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