甘々王子と黒王子
王子様のヒミツ

告白

「好きです!」

季節は秋

私、高橋 恵は通称【プリンス】と呼ばれる浅賀先輩に告白した。

不釣合いだと思う、だけど……

「私は浅賀先輩のことが好きです」

そんな私に先輩は微笑を浮かべて言った。

「ごめんね。

でも僕、君のこと全く好きじゃないから」

勇気をだして挑んだ告白。

玉砕です……




やっぱり、私なんかじゃダメなのかな……

だけど

だけどだけどだけどだけどだけどッ

一回の告白で断られたって、すぐに諦める私じゃない!

伊達に春の一目惚れからず----ッと好きでいるわけじゃない。

ぜっったい諦め無いんだからッッ




ということで二回目の告白。

ちなみに次の日。

さすがに私も同じ日に言うことは出来ない。

「浅賀先輩ッ好きです!」

昨日と同じ言葉を言われるのは分かっていたけど。

正直ドキドキしてる。

もしかしたら、もしかしたら

って思ってる。

馬鹿らしい話だけど

そんなことあるわけがないけど



……だから、この後に言われた言葉を幻聴かな?って思った。

「ありがとう。

嬉しいよ…僕も恵ちゃん。

君のことが好きだよ」

一回目の告白では振られて。

二回目の告白ではOKされた

それは……ナゼ?





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