甘々王子と黒王子
そ、そりぁあおとといは断られたよ。

うん

瞬殺だった。

でもでもでも

昨日はOKしてくれたよね!

そうだよね。

まさか、昨日のあれは夢?

だとしたら……

めちゃめちゃ恥ずかしい。

公衆の面前で何声かけてんの?

って感じ!

「す、すみません!」

急いで謝り、その場から逃げ出した。




ああもう私のバカバカバカ!

なに妄想してんのさ。




真面目に恥ずかしくてその日の授業、全く耳に入りませんでした。

完全に放心状態

ただの抜け殻

そんなんでした。



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