甘々王子と黒王子

るーちゃんの企み

「ねぇねぇるーちゃん!
昨日の続き」

「へ?」

るーちゃん忘れてる?

寝ぼけてたからか……

「ほら委員長ので」

「あ~」

やりとりが昨日と同じ……?

「最終日の自由時間に~……」

「るーちゃんそれ聞いた」

「ごめんごめん~」

るーちゃん夜真面目に眠かったんだ。

「こっちこそごめん……」

「何で~」

いや、あえては言わない。

自分の身がかわいいのでね。


< 57 / 98 >

この作品をシェア

pagetop