君が教えてくれたこと


自分の席に座りいつものように外を眺めながら朝礼が始まるのを待つ。

クラスメイトが来るのはきっとまだまだだろう

なんて考えていたらドアの開く音がした。

私がそちらを見るより早く声が飛んできた。

「莉緒!おはよう!」

白髪が目立つその人は昨日友達になった晴輝だ

そういえば昨日、お互い下の名前で呼び合うということしたんだっけ。

約束は守らなければ。

「晴輝。おはよう。」
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