【完】恋が終わる前に。






試合が始まって10分ほど経った頃


「いた……っ」


足を踏まれたり、わざとぶつかられたり…。


相手チームからそんな事をされることが始まった。


審判は生徒がしてるから、その行動にファールをとられることもなくただ耐えなければいけない。



……そして、思いもしてなかったことが起きた。


バンッ———


「……天!!」


相手のチームの子が投げたボールが顔面に当たった。


でもそれは、多分故意的な行動だったと思う。


「……ら、天!」


友梨香の大きな声が聞こえたのを最後に、わたしは意識を手放した。



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