【完】恋が終わる前に。







次の日、


待ち合わせ場所である駅についてはるくんを待つわたしの心臓はバクバクいっていた。


それも、すごいほどに。



「何してんの?」


わたしが駅について15分ほどしてからはるくんが到着。


「1本早いので来てみました」


本当なら、わたしは1本遅い電車に乗って来る予定だったから、まだ10分ほど到着まで時間がある。



それなのにここにいる事をはるくんは不審に思ってるみたいです。


「はるくん、早いですね!」


「……うざ」


「ええ!?すいません…」


朝から怒らせるなんて……。わたしのバカ野郎。


はるくんはわたしを置いて歩き始めてしまった。


その後を慌てて追いかける。


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