【完】恋が終わる前に。
そんなスーパー重い気持ちをわたしが持ってることを、はるくんはきっと知らない。
どれだけわたしがはるくんのことが好きで、はるくんのことを思ってるか、あなたは知らないでしょう。
わたしにとってはるくんは“光”だから。
太陽みたいなみんなを照らす光じゃなくて、わたしだけをそっと照らしてくれる、一つの星。
たくさんある星の中で、はるくんだけがわたしを照らしてくれた。
「はるくん、」
「………」
あなたはわたしの声に振り返ることはないけど、それでもいいんです。
「好きです」
そっと呟いた一言が、はるくんに届いていたか分からないけど、届いてるといいな。