【完】恋が終わる前に。
……感動だ。
はるくんの部屋にいるよ、わたし。
黒と白で統一されたはるくんの部屋は、きれいに片付けられていてはるくんらしいなと思った。
「……なんで立ってんの?早く座りなよ」
「座っていいんですか⁉」
「座らないの?あ、帰る?」
……意地悪だね、はるくん。
「帰りません」
「残念」
いつもみたいに会話がないわたし達じゃない。
それがすごく嬉しかった。
「オレンジジュースでよかった?」
「うん!ありがとう」
はるくんが入れてくれた飲み物なら、なんだっておいしいと思います‼