【完】恋が終わる前に。
「聞いて、天ちゃん。
俺、天ちゃんのことが好きだよ」
「…ごめんなさい」
「俺、諦めないよ。日向が天ちゃんの涙の理由になるなら俺は諦めない」
「わたし、はるくん以外好きになれないよ」
「俺、日向と話してる時の天ちゃんが好き。すっげー、日向のこと好きなのが伝わってくる。俺が2人の間に入って邪魔をしようなんてこと考えてないし、別れて欲しいなんてことも考えてない」
青山くんは真剣な表情をして
「でも、俺の気持ちは知ってて欲しい」
そう言って、笑った。