《完結》ねえ、私の事好き?

そんな静かな空間を壊したのは彼だった。
「なあ」

急に発せられた声にびくっとなってしまう。

「な、なに?」


そして急に立ち上がる彼。

なにをするの…?と思っていたら急に彼はジャンプしはじめた。

「うわああああああああ!ゆ、ゆ、揺れてるよおおおおおおお?!や、やめて!お願いだから!!」

必死に懇願する私。

「ふはっ!」 

楽しそうな彼。

そんな彼を見てると私だって、と思い気づいたら私もジャンプしはじめていた。


「おおお、、おい!ちょ、予想以上にこえーからさっ!!ちょ!や、やめろよ!お、おい!!」

「あははっ!」

楽しい。


だいぶ緊張を忘れて楽しんでいた時、

「そういえば地味に2人きりって初めてじゃない?」

ドキッ

「え?あ、そうだね…。」

また緊張が蘇ってきた。
< 10 / 15 >

この作品をシェア

pagetop