《完結》ねえ、私の事好き?
そんな静かな空間を壊したのは彼だった。
「なあ」
急に発せられた声にびくっとなってしまう。
「な、なに?」
そして急に立ち上がる彼。
なにをするの…?と思っていたら急に彼はジャンプしはじめた。
「うわああああああああ!ゆ、ゆ、揺れてるよおおおおおおお?!や、やめて!お願いだから!!」
必死に懇願する私。
「ふはっ!」
楽しそうな彼。
そんな彼を見てると私だって、と思い気づいたら私もジャンプしはじめていた。
「おおお、、おい!ちょ、予想以上にこえーからさっ!!ちょ!や、やめろよ!お、おい!!」
「あははっ!」
楽しい。
だいぶ緊張を忘れて楽しんでいた時、
「そういえば地味に2人きりって初めてじゃない?」
ドキッ
「え?あ、そうだね…。」
また緊張が蘇ってきた。