生きる。~番外編~
「すみません、彼の好みは爽が詳しくて
毎年相談してるくらいなのでこの中から決めます。」
「……七海のご友人ですか?」
「はい。」
私はそれだけ答えてお財布を見た。
「うーん…。」
悩むこと10分
「これにする!」
「かしこまりました。」
結局爽と散々相談をして決めた。
「他はご覧になりますか?」
「片桐さん、もうすぐ誕生日なの。
それに結婚して屋敷から出てったし
なにかお祝いあげたいんだよね。」
「身に付けられる物がよろしいですか?」
「よくわかってらっしゃる。」
爽相手だと本当に話が早い。
人の心も読めるしこの仕事向いてそう。