生きる。~番外編~
そのあと湊は会計を済ませた。
桁が間違えてるのかと思うほど多かったけど
この人は全く気にしていない。
「爽、ありがとね。
また夜にね~。」
「ありがとうございました。」
私たちは車へと戻った。
「湊、ありがと。」
「正確には俺の金じゃねーけどな。」
「ね、腕時計つけたい。」
私がそういうと柳さんは腕時計の箱をとってくれた。
「腕だして。」
湊に言われて大人しく腕を出すと
湊は私に腕時計をつけてくれた。
「ありがと。」
ふふ、やっぱ嬉しいや。
私の好みを知っててくれて。