生きる。~番外編~
「ただいま。」
「おかえり。」
当たり前だけど颯と美月は目を合わすことすらしない。
「あれ、洗濯物入れてくれた?
暑いのにありがとね。」
「いーよ。畳めてねーけど。」
「全然いいよ!入れてくれるだけで助かるし。」
ちょっとしたことでも
やってくれるとやっぱり助かるよね。
「さてと、
ご飯作るね!美月もやろ。」
「私も?」
「うん!料理なんてね、要領よくやると
結構簡単にできちゃうし。やろ!」
私は荷物をおいて美月とキッチンに立った。
「今日なにがいいー?」
「肉~。」
「お昼なに食べた?」
「ラーメン。」
またか。
じゃあヘルシーにしますか。