生きる。~番外編~



それからみんなでババ抜きをして

哉斗が作ってくれたご飯を食べ

みんなは明日仕事があるから

早めに解散となった。


「ごめんね、片桐さん、新井さん。

荷物持たせて。」


なんせみんながプレゼントをくれたから……

とくに雄と秀がくれたDVDセットは24本あり、

それに加えて湊の出張中の荷物もある。

大荷物だというのに、私と湊には一切持たせず

片桐さんと新井さんがすべて持っているのだ。


私たちも持てるのにねぇ…。


「あー、久々の我が家だな。」


「はは、おかえりなさい。

なんかおじさんみたい。」


「まだ25だわ。」


湊は相変わらず体が痛いみたいだけど

歩くのは普通に出来るようになってひと安心。

寝たり起きたりするのは辛いみたいだけど。


「荷物は適当においといて。

今日はもう帰っていい。」


「かしこまりました。

失礼いたします。」


そして新井さんと片桐さんも帰った。

今日は1日付き合わせちゃったなぁ…。


「由茉、来て。」


ソファに座る湊が私を呼んだ。


「ん?どうしたの?」


「やっと二人っきり。」


そういって降りてくる甘いキス。

今日は幸せばっかだ。



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