生きる。~番外編~



「覚醒剤!?」


「そ。もーほんと最悪。」


今日は久しぶりに莉桜に呼ばれて、

莉桜の家へとお邪魔した。


「え、それでどうしたの?」


「まぁ…その時は秀がいたからさ。

逃げれたっていうか。

なんとかなったんだよね。

でも結構女の子に声かけてたし、

明らか高校生にもお酒出してたし

あんまりいいお店じゃなくてさ。」


「なんてとこ?」


「え?RED LINEってとこ。

六本木の。」


「あー、知ってる!」


「え!由茉が知ってるの?」


「確かに和真と大翔がそこによく出入りしてるの。

和真と大翔が行くから多分秀と雄も…

あの4人仲良いから。

あそこそういうお店なんだ…」


「まぁクラブだしね。」


覚醒剤を売りつけるなんて………


「…でも秀は大丈夫だったの?」


「それが1発殴っちゃって。

たぶん目つけられてると思う。」


「………だよねぇ。」


秀って普段は大人しいけど

荒れるときは荒れるもんな………


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