生きる。~番外編~
「ちょっと調子乗りすぎじゃない?」
結局すぐ捕まったけど。
「もー、しつこい!」
「俺の仲間になんか用かよ。」
え?
「………秀…なんで…?」
「由茉さんこそ、似合いませんね。」
「あ、この前はどうもー。
俺ずっと探してたんだよー。」
この前はって。
…じゃあ秀が殴った相手はこいつ?
「殴りたきゃ殴れよ。」
「え!?」
「その代わり、もう俺の事詮索すんなよ。」
「はは、話がわかる坊やだこと。
じゃあ向こうに行こうか?」
と、途端に近づいてくる黒服たち。
「え、ちょ、秀!」
「彼女も。行こうか?」
「え!?」
え、なんで!?
なんでこんなことになってんの!?