生きる。~番外編~



「あれ、由茉さん?それに純さんじゃないすか。
何してるんですか?」


ちょうどそこに、今の如月幹部の樹と大地が通りかかってしまった。


「樹、大地、なんでもないから二人は向こうに行きなさい。」


「え、でもこいつら…」


「いいから行きなさい!」


「………はい、すみません。」


二人は頭を下げて、通りすぎていった。
なんでよりによってこんな如月の近くで………


「由茉ちゃーん!」


………次から次へと…


「哉斗…今立て込んでて…」


「湊から聞いたの。
湊のところに片桐さんから連絡来たっぽくって、俺如月で遊んでたからさ。」


………そういうことか。


「ま、どうでもいいけどよ
そこのお嬢さんはそこでじっとしててよ。
可愛いから免除してあげる。」


「は?」


「あ、じゃあ俺は参加していいの?」


「え、ちょ哉斗…」


「はっ、別に良いけどよ。
お前みたいなへなちょこが参加してきても全然戦力にならないんじゃねー?」


可愛い可愛い哉斗を見て笑う男たちに、哉斗は笑顔のまま拳を降り下ろした。


「舐めてたら…痛い目に遭うけどいいの?」


笑顔を崩さない哉斗が怖かった。


「純も来いよ。」


哉斗は純を誘って、純も参戦した。のは、いいんだけど…



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