生きる。~番外編~
「……………湊どこだろー…。」
「由茉様、あちらにいらっしゃいます。」
え?
片桐さんの手の先には健太くんたちといる湊を見つけた。
私は湊に近づいた。
「みーなと。」
「あれ、由茉なんでいんの?」
「言われると思ったー。
見に来たの。」
私がそういうと湊は4人の顔を見て
「健太がいったのかよ。」
と勝手に読み取っていた。
「見たかったんだもん、いいでしょ?」
「ま、いいけどさ。
俺が書いた訳じゃねーし。
もう行くか?」
「湊が良いならいいよ。」
「片桐もいるし、行くか。」
湊はそう言って私の手を握った。
これにもすっかり慣れた。