生きる。~番外編~
「じゃあ落ち着いたら由美さんにも会いたいな。」
「籍はいついれるんだよ。」
「予定日は?」
「もう一緒に住んでんの?」
などなど、いろんな質問がみんなから飛んだ。
「っていうか由美さんて誰。」
なんて根本的な質問まで。
「由美は俺の彼女だよ、当たり前だけど。
族時代からの付き合いだから湊たちも知り合い。
籍は今月中には入れる予定で話が進んでる。
予定日は10月13日。先月発覚した。
今はまだ一緒に住んでねーけど
俺のアパートより由美んとこのが広いから
そっちにとりあえず移って
生まれてからか安定期入ってから決める。
とりあえず俺バイト代貯めといてよかったわー。
由美は事務だしまだ仕事してて、
8ヶ月くらいまで仕事は続けて産休入る。」
「へー…すごいなぁー。
まさか純が一番なんてね?」
「な。純が父親になるとか考えられねーな。」
「俺由茉ちゃんが一番かと思ってたのに!」
「えー、そうかな?
私たちは結婚すらまだだよね。」
「だなー。まだ時間かかりそう。」
こんな会話するなんてね。
私たちも大人になったね。