生きる。~番外編~



「ぶっちゃけさ、俺らってまだ

別れる可能性も0じゃねーしな。

湊たちみたいに婚約してるわけでもねーし。」


颯が言った。


「俺なんて彼女すらいないし!」


「哉斗は女の子だめだもんね。

そこからだよね、まず。」


「健太たちも彼女いねーよ。

玲音はいるけど。」


「え、玲音くんいるの?」


「由茉、意外?」


「……………たくさんいるとかじゃないよね?」


「今は3人!」


「………玲音くんも絶対いつか刺されるよ。」


「由茉、そしたらまた庇うわけ?」


颯が聞いてきた。


「その場にいたら庇わないとは言い切れないけど

颯の時みたいにはならない気がする。」


私は如月のみんなのためなら動けるけど…

やはり颯と玲音くんでは大切度が違うのだ。


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