素敵な愛をありがとう

桜の花びらが日に日に緑の葉へ変わろうとしていた頃

彼女は相変わらず一人だった

そんなある日図書室で彼女を見かけた

放課後の誰もいない図書室に

「え?」

「・・・はい」

彼女の背では届かない高さにある本を代わりに取る

「ありがとう・・・」

「じゃあ・・・」

彼女は放課後図書室に一人で居る

いつしか2人に

< 4 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop