幼なじみの君と僕



「……私は蓮が言ったこと、正しいと思うよ。
蓮だって彼方の事考えて言ったんだと思う。
そうじゃなかったらあの蓮がキレるはずないでしょ?」


「…。」


確かに蓮はいつも笑っててキレるどころか怒ったのさえ滅多に見たことなかった。


「…それにこのままだと本当に結花ちゃん取られちゃうよ?」


市村は校門の方を指差して言った。



「……結花……?」


そこには結花と槌田が帰ってる姿があった。



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