光を嫌うお姫様
「おい!んで無視すんの!?」
「……。」
「ちぇっ、ちっとは構ってくれても
いいのによ」
…マジキモイ…
「早く乗せてけ!!!」
そう言っていつものように
駐車場へ向かい車に乗る
まぁ、私の車じゃないけどー
しばらく車に揺られて
私の家の近くまで来た
するといきなり未来弥が車を止める
「おわっ!…未来弥アンタふざけんなよ」
「わりー、ちょっと待ってろ」
そう言ってあいつは車を降りる
外を見ると人が倒れていた、
昔から未来弥はこういうの
をほっとけない奴、まぁ私もか
とりあえず私も車を降りる
倒れてる奴を見ると高校生くらいの
少女だった、目をつぶってても
顔が整っているのが分かる
よく見ると少女の服や体はボロボロ…
…一体この子に何が
あったんだろう…レイプか?
私はこの子が今すぐにでも
消えてしまいそうな気がした
その瞬間決めた…
この子をほおっておけない
いや、ほおって置いたらだめだ、そう思った