真っ直ぐに

それから私たちは晩ご飯を食べて

布団を敷いた。

『じゃぁ、行ってくるね!』

そう言って家を出ようとすると

優奈が後ろから

『待って!』と呼び止めてきた。

私が振り返ると優奈は

淋しそうな顔で

『優奈も行っていい?』と聞いてきた。

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