恋じゃないと願うだけ
そろそろお昼という事で
みんなでフードコートに来た。
「エリナたこ焼き食べたい!」
「結香ちゃんは?」
「じゃあ…
あたしもたこ焼きで」
昼時という事もあって、フードコート前のテーブルは沢山の人で埋め尽くされていた。
運良く空いたテーブルであたしとエリナは待つ事になった。
「エリナ…
アキラ君の事本当に好きなんだよね?」
二人の姿が見えなくなった所であたしは話しを切り出した。
「うん!
好きだよー」
鏡でメイクを確認するエリナから鏡を取り上げる。
「エリナ!
アキラ君みたいな人絶対に傷つけちゃダメだよ‼
好きじゃないなら早く別れて!」
「なんでそんなに結香がムキになるの?
もしかして…」
「なわけないでしょ‼」
エリナが言おうとしてる事は分かった。
その前にさえぎる。