恋じゃないと願うだけ
「もし、そうなら交換する?」
怒りで頭が爆発しそうだったが、相手はエリナだ。
軽い気持ちで言ったに違いない。
にしても、度が過ぎる。
「冗談は止めて‼
いい加減にしないと怒るよ」
「冗談…か
ごめん。ごめん。
アキラ君の事は大好きだし、大切にしますから安心してください」
これ以上ふざけるとあたしがキレるのを察知して
頭を下げる。
「エリナの事信じるからね?」
コクコクと頭を振るエリナ。
ちょっと心配だけど、様子を見るかな…