恋じゃないと願うだけ






ガタッ…




「いつ泣き止むんですかね」







えっ、、?








拓…君…





廊下側の一番後ろの席でダルそうに頬杖をつきながら

相変わらずな無表情でこっちを見ている。





辺りを見渡すと


夕陽が沈みかけ教室は薄暗い色に染まっていた。




もしかして…


ずっと居てくれて…た?







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