恋じゃないと願うだけ






無言で立ち去る拓君の姿を、


見えなくなるまで見送った。




もしかしたら、彼は最低なんかじゃなくて


ただ、不器用なだけなのかもしれない。




そんは風に思いながら手の中のオレンジジュースを見つめた。








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