恋じゃないと願うだけ
次の日、
少し早い時間に志穂と教室で合う約束をしていた。
昨晩、電話である程度の話しはしたつもりだけど…
結局とちゅうから泣いてばかりで
何を話したのか自分でも覚えていない。
「おはよ…」
先に教室にいた志穂。
「おはよ…
ってその顔…」
一晩中泣いていたあたしはもの凄い顔になっているだろう。
一睡も出来なかった。
化粧すらも出来ない。
そんなあたしの姿を心配そうに見つめる志穂。