恋じゃないと願うだけ






「あの…
色々ごめんなさい」



保健室を出ようとする拓君の足が止まる。




「ごめんなさいか…

ありがとうのが良いな」



振り向く事をしない拓君。




「あっ、ありがとう!」


言い終わる前に拓君は歩き出していた。















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