恋じゃないと願うだけ






とっさの事で動揺を隠せなかった。



まさかバレてたなんて…



恥ずかしくて顔に熱がこもる。








「俺も見ていい?」








どんどん近づく拓君との距離。






「えっと、あの、その…」







爆発しそうなほどに暴れる心臓。


茹で上がりそうなほど熱くなる顔。






それでも拓君は近づく事を止めてくれなくて、



ほんの数センチの距離で見つめる視線。







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