恋じゃないと願うだけ
「どうも!
何か視線感じちゃったんだけど!」
爽やかな笑顔で声をかけてきたのは先ほど目をつけた男の子二人組み。
同い年くらいかな?
なんだか二人共少し幼い印象ではあるが、背伸びしている感じが可愛らしい。
同じ高校にいたら間違いなく人気者だろう。
「こんにちは♪
二人共イケメンすぎて見とれちゃったみたい」
「いやいや、君たち二人も可愛すぎて見とれちゃうから」
そんなやり取りを見ていると…
「高校生だよね?何年?
俺達は1年」
もう一人の男の子が少し照れた様子であたしに話しかけてきた。