恋じゃないと願うだけ






「えっ、誰誰?
元彼とかいんの?」




空気の読めないテンションで割り入ってきたのはもう一人の男の子。




「そうなんだよぉ。武瑠とかいう最悪な元彼がいんの」





エリナまでも口を挟む。




「マジ?武瑠?
友達だよ俺ら

あんなモテモテな奴の元カノかよ!!
めっちゃ可愛いだけあるね」




もー最悪。



名前も聞きたくなかったのに。

知り合いかよ…




エリナもエリナだよ。

余計な事を。




キッとエリナを睨んだ。




ごめん。と口パクで謝もすぐに男の子に視線を変えるエリナ。



まったく。





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